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加賀電子、プロジェクター４機種・黄色も鮮明に再現

加賀電子は15日、色再現性を高めたプロジェクターの新商品４機種を５月中旬に発売すると発表した。従来機種で苦手としていた黄色の発色を鮮明にしたのが特徴。教育現場や医療機関など画像を鮮明に表示させる必要がある用途向けに売り込む。発売するのは、オートフォーカス機能を搭載した「ＰＳ２００」＝写真＝シリーズ２機種と4000時間の長寿命ランプを採用した「ＰＶ１００」シリーズ２機種。それぞれ米テキサス・インスツルメンツが開発したマイクロミラーの反射を利用したＤＬＰ方式のプロジェクター。色を表示するのに使うカラーホイールが、従来は赤、緑、青、白の４色だったのに、黄色とシアンを加え６色とした。２台のパソコンと同時に接続できるほか、ＤＶＤレコーダーやビデオなどと簡単に接続できる端子を搭載した。希望小売価格はＰＶ１３１Ｓの13万4800円からＰＳ２３２Ｘｈの31万9800円まで。

キヤノン、ＨＤビデオカメラ――放送業界向け

キヤノンは、放送業界やプロの映像制作向けに高精細なハイビジョン（ＨＤ）撮影ができるビデオカメラ「ＸＬ　Ｈ１Ｓ」＝写真＝を５月中旬に発売する。絞りの操作ダイヤルを搭載して使い勝手を高めたほか、画質や機能などを細かに設定できるカスタマイズ機能を拡充した。 価格は95万円（税別）。Ｈ１Ｓは放送局や制作会社を主な対象とする。

日立、ＨＤＤ対応の超薄型「壁張りＴＶ」

日立製作所は液晶とプラズマテレビの新製品計9機種を26日から順次発売する。「壁に張る」ことを前面に打ち出し、ネット対応も充実。録画機能を組み込むことなどで利便性も高めた。新製品投入で、2008年度の薄型テレビの出荷を210万台と前年度実績見込み比24％伸ばすことを目指す。新製品は32―50型で、液晶6機種、プラズマ3機種。価格はオープンだが想定する店頭実勢価格は液晶が17万―44万円、プラズマが26万―50万円。 液晶テレビ「Ｗｏｏｏ（ウー）」ＵＴシリーズは「超薄型で、絵画を飾るように壁に張れる」（大沼邦彦執行役副社長）。壁を補強しなくてもテレビを取り付けられる専用金具を用意した。

三洋、ＣＤ以上の音質で録音可能なＩＣレコーダー

三洋電機はＩＣレコーダー「ディプリトーク」の高性能機種「ＩＣＲ―ＰＳ１０００Ｍ」を4月下旬から発売する。音のデータを圧縮せずに保存するリニアＰＣＭ方式を採用、ＣＤ以上の音質で録音することが可能。三洋は新機種の投入でリニアＰＣＭ対応のレコーダーを5機種に増やす。価格はオープンだが店頭実勢で3万5000円前後。 録音マイクを斜めに置き、広範囲の音を高感度で拾える。音楽や屋外での野鳥の声などの録音に適した仕様にして、高音質志向の消費者の需要に応える。高音質での録音に必要な調整機能はヤマハと共同で手がけた。